もち
フィクション
なんで細かいことは許してね。






Ａ
ｌｏｎｇ
ｔｉｍｅ　ａｇｏ
ｉｎ　ｊａｐａｎ　ｆａｒ　ａｗａｙ．．．






１５２４年
（大永四年）、武蔵
進出を企む北条氏綱は、太田
資高・康資親子の内応を受け、扇谷上杉
朝興の居城、江戸城攻略に迫る。戦は北条方の圧勝
に終わり、上杉朝興は敗走した。ここに、南武蔵は北条の勢力下と
なったのである。氏綱は、下総への牽制・上総攻略の拠点として、大胆にも下総・
蘇我の地に砦を築城。守将は先の江戸攻略の際、内応の功のあった太田資高・康資である。






それから ３２年後の１５５６年
（弘治二年）、安房・里見義弘の北条領
鎌倉攻めによる、上総・安房の守備兵力の少を受け、
時の北条家当主・北条氏康は急遽、蘇我砦主・太田康資に上総の
陸路攻略を命じる。康資は、即刻上総・安房の調略に奔走し、結果、上総の国人、
上総介家以下数勢力を北条勢力下に引き入れ、上総攻略に勢いを付けたかに見えたのだが．．．。