旅行記　大多喜城祭り

　そして、やっとお城につくと、なにやら団体写真を撮るらしく武者達はお城の前に並びはじめた。

　が、その行動はあまり、すみやかではなかったのでその隙をついて南蛮人とパチリ！ （ドン・ロドリゴ／スペイン領のフィリピンの総督。本国に帰る途中台風にあって遭難。上総国に漂着。そこを村民が助け、それが縁でメキシコ・スペインとの通商が開かれることになる。）
　そして、やっとこさっとと団体写真にこぎつけた武者達。当然これもカメラにおさめねばなるまい！そう思ったおめぐは、さっそく本番用のカメラの斜め下に陣取った。そして、パチリ！修学旅行（武士バージョン）のごとき写真が撮れた。


　さーてやっと出発か？と思われた方。甘い！甘いでござる！！
おめぐには先ほどの鉄砲隊の方から入手した情報があった。それは・・

鉄砲隊演技！！

　その瞬間をとらえるべくおめぐは、足早によく見える前のほうを陣取った。どきどきしながらカメラを構えているとこんな声が聞こえてきた。
「音、大きいですよ。」
ぬぬ、いくばくのものか！とおめぐは思ったが、回りの人は耳を塞ぎはじめた。

そして・・・・、パーーーン！！

　どっしぇー！！！思わずその音のでかさに写真を持つ手もぶれてしもうたわい！うーん、想像以上。はっきりいってシャッターを押したんだか押さなんだかわからなくなってしまった。ふー、まじですごかった。（近くで聞きすぎとうい説もある。）
　でも、これを聞いたあと、おめぐはふと長篠の戦いに思いを馳せた。なんせ信長公は3000丁。鼓膜が切れた奴は決して一人や二人じゃない。

　あと、鉄砲隊が玉をこめている（あ、でも実弾は入ってないって言ってたから火薬かな？）姿もよかったです。