
豊臣秀吉は、織田信長のまだ勢力の弱い時から、草履取りとして仕え、織田信長が徐々に勢力を広げるとともに、 織田勢の中で重臣たちの仲間入りをするようになった。
そして織田信長の時代になると、茶の湯が流行し豊臣秀吉も、一生のあいだに数多くの茶会を催した。
ということで豊臣秀吉の健康法は茶である。
茶には、有名なカフェインのほかに、タンニンやアミノ酸、ビタミンCなどが多く含まれている。ビタミンCは熱にあたると壊れやすいのだが、茶のビタミンCは比較的熱に強く、ストレス緩和作用がある。また疲労回復や利尿作用、強心作用、食欲亢進などの効能もあった。
また、豊臣秀吉は茶の湯ばかりでなく、能にも関心を持っていた。彼の能は、まったくの素人らしいものであったらしいが、宮中で猿楽を演じたと言う記録もある。老年期にさしかかった秀吉は、能を演じることで適度に運動不足を解消していたのではないだろうか。